mica_capacitor_product_top_960_300

マイカコンデンサとは

マイカコンデンサとは天然鉱物であるマイカ(雲母)を誘電体として用いたコンデンサです。マイカを用いることで、耐熱性も600度以上と非常に優れた温度特性を持っています。また容量温度係数が小さく一定で容量の精度も高いため、経年劣化がほとんどありません。さらに、誘電正接や誘電体損失は非常に小さく高周波特性もよい為、信号機器や医療機器、高周波回路など高精度で、高い安定性が要求される回路用によく使用されます。また近年では天然鉱物であるマイカが透明感のある極上の音質を作り出すと評価され、複数の大手音響メーカでも真空管アンプやパワーコンディショナーに採用され、知る人ぞ知るこだわりのコンデンサとして、音響ファンを魅了しています。

マイカは「千枚剥がし」と言われるほど、薄い一枚一枚を剥がすことでコンデンサに用いられます。機械では実現できない繊細な作業であるため、弊社では全てのマイカコンデンサを技術者の手作業で製造しております。
また弊社のマイカコンデンサは社会インフラや、高級音響機器を支える存在としてご好評いただいております。そのため、弊社の製造工程においては、ランダムに検査を行うような抜き取り検査ではなく、一つ一つ全ての製品を計測し、最高の品質であることを確認しております。